Excelで上(左)のセルを一瞬で下(右)のセルにコピペする方法

画面を開いているパソコン
Excelの時短術と業務効率改善

コピペって便利ですよね!

日々パソコンで業務をされている方なら、

「使わない日はない!」と言っても過言ではないかと思います。

そんな、コピペですが、一瞬でコピペを完了できるコピペの進化ワザがあるのはご存知でしょうか?

コピペよりも早い!1つのショートカットキーでコピペを完了させるコピペ応用技

コピペをするためには、2回ショートカットキーを使います。

[ Ctrl + C ] と[ Ctrl + P ]です。

コピペは便利なショートカットキーですが2回押すのってめんどくないですか?

私は面倒です。

できれば1回でコピペしたいのに!って思っている面倒くさがりさん業務効率改善に熱心な方に朗報です。

実は、ショートカットキーを2回押すことなく、たった1回のショートカットキーでコピペができるコピペ応用ワザがあります。

特定の状況下に限られますが、次の状況下であれば、1回のショートカットキーでコピペを完了できます。

上のセルを下のセルに「コピー」&「ペースト」するショートカットキー

上のセルと同じ情報を、下のセルにコピペしたいときってありますよね。

その時、いちいち上のセルを選んで[ Ctrl + C ]を押して、下のセルを選んで[ Ctrl + P ]を押していると、業務効率改善に対する意識が低い人エクセル初心者だと思われるかもしれません。

上のセルを下のセルに「コピー」&「ペースト」したい場合、一回の操作で完了させることができます。

上のセルを下のセルに「コピー」&「ペースト」 [ Ctrl + D ]
B2のセルの内容をそのままB3にコピペする場合:

→B3を選んだ状態で、[ Ctrl + D ]

一発で上のセルが、「下」のセルにコピペされます。

コピペの認知度は98%くらいあると思いますが、

こちらのショートカットキーは、意外と知られていないと思います。

普通の人は、上のセルを下のセルにコピペする時、2段階でコピペします。

普通の人が上のセルを下のセルにコピペする手順
  1. コピーしたいセルを選ぶ
  2. コピーのショートカットキーを押す
  3. 貼り付けたいセル(下のセル)を選ぶ
  4. 貼り付けのショートカットキーを押す

でも[ Ctrl + D ]のショートカットキーを知っていれば、一発でできます。

一発コピペワザを知っている人やる場合
  1. 貼り付けたいセルを選ぶ
  2. 「上のセルを下のセルに貼り付ける」ショートカットキーを押す

普通の人がやるより、2倍早く同じ結果を出せます。

業務効率2倍。生産性2倍です。

極端なことを言えば、1日中「上のセルを下のセルにコピペする」仕事があった場合、[ Ctrl + D ]のショートカットキーを知っている人は、知らない人より半分の時間で仕事を終えて帰ることができます。

左のセルを右のセルに「コピー」&「ペースト」するショートカットキー

左のセルと同じ情報を、右のセルにコピペしたいときってありますよね。

その時、いちいちコピーしたいセルを選んで[ Ctrl + C ]を押して、右のセルを選んで[ Ctrl + P ]を押していると、業務効率改善に対する意識が低い人エクセル初心者だと思われるかもしれません。

[ Ctrl + D ]と同様に、左のセルを右のセルに「コピー」&「ペースト」する場合、下記のショートカットキーで一発完了できます。

左のセルを右のセルに「コピー」&「ペースト」 [ Ctrl + R ]
B2のセルの内容をそのままC2にコピペする場合:

→C2を選んだ状態で、[ Ctrl + D ]

一発でB2のセルの情報が、C2(右)のセルにコピペされます。

こちらのショートカットキーも、[ Ctrl + D ]と同様、あまり知られていないでしょう。

[ Ctrl + D ]と[ Ctrl + R ]を総称して私は「一発コピペ」と呼んでいますので、以下そのように呼ばせていただきます。

一発コピペのショートカットキーを使えるとどのくらい業務効率改善できるのか?

仮に、12人の参加者がいる会議の場で、「普通の人」がPCをプロジェクターでスクリーンに映して作業しているとしましょう。

会議中に「左のセルを右のセルにコピペする」作業が20回あり、1回2秒、合計20秒かかったとします。

[ Ctrl + R ]のショートカットキーを知っているが同じ作業をしたらどのくらい生産性が上がるでしょうか?

「普通の人」の半分の時間で済むわけですから、1回1秒、合計10秒・・・・、というわけではありません。

作業する人「本人」が削減できる時間は10秒ですが、会議には12人参加しています。

会議の参加者全体で考えると、12人x10秒=120秒=2分の時間が削減できたことになります。

たかが2分、されど2分。

これを小さいと見るか、大きいと見るかは人それぞれですが、私は大きいと感じます。

同様の会議が週に1回あるとした場合、年間で52回。

サラリーマンとして35年働いた場合、1,820回になります。

1,820回の会議でそれぞれ合計2分節約できた場合、60.7時間(3,640分÷60)の節約になります。

会議参加者の時給が5,000円であれば、会社としては約30万円(=5,000円x60.7時間)の人件費削減になります。

1回だけをクローズアップしてみれば1秒程度しか時短できないショートカットキーですが、長い会社人生x大人数が参加する会議での使用を想定すると、その効果は馬鹿にできません。

一発コピペのショートカットキーの覚え方

今回ご紹介したショートカットキーは、英語の頭文字をとって覚えると簡単です。

上のセルを「下」のセルにコピペ コントロールにDown(下)のD
左のセルを「右」のセルにコピペ コントロールにRight(右)のR

このショートカットキー、(少なくとも私の会社では)意外と知らない人が多いです。

会議でプロジェクターなどに映し出して作業しているときに、

「じゃ、上のセルを下にもコピーして」

と指示された場合、会議の参加者は、

「上のセルを選んでコピーして、下のセルに移動して貼り付けをするだろうなぁ」

と思って見ているので、ショートカットキーで一発操作すると、「え?今どうやったの?」って驚くかもしれません。

是非覚えて驚かせみんなにも教えてあげましょう。

一発コピペは複数範囲にも適応可能!

なお、「貼り付け」の際に複数のセルを選択して「貼り付け」ができるのと同じように、[ Ctrl + D ]でも選択したセル範囲に一気にコピペするができます。

例えば、コピーしたいセルを複数選んだ状態で、貼り付けたい範囲(下方向)を選択して[ Ctrl + D ]を押せば、一気に上のセルの情報が下のセルにコピペされます。

同様に、コピーしたいセルを複数選んだ状態で、貼り付けたい範囲(右方向)を選択して[ Ctrl + R ]をすると、選択したセル範囲に一気にコピペするができます。

ショートカットキー利用時の注意点

ショートカットキーは使用するアプリケーションによって機能が変わってきます。

例えば今回ご紹介した[ Ctrl + D ]は、Internet ExplorerやGoogle Chromeなどのブラウザでは、「お気に入りへの追加」のショートカットキーになります。

試しに、このまま[ Ctrl + D ]を押してみてください。

このブログがお気に入りに登録されたと思います。

通常のやり方で「お気に入り登録」するためには、☆マークをマウスでクリックしますが、マウスのカーソルに位置によっては操作に1~2秒かかります。

[ Ctrl + D ]なら0.5秒で登録完了です。

ネットサーフィンする方には便利なショートカットキーだと思うので、一緒に覚えてぜひご活用ください。

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