Excelは常に最新のバージョンにバージョンアップすべき?
Excelのバージョンの違いの注意点
Excelには以下の種類がありますが、
Excel 95, Excel 97, Excel 2000, Excel 2002, Excel 2003, Excel 2007, Excel 2010, Excel 2013, Excel 2016, Excel 2019, Office 365
本エクセルメール講義では、Office 365 の使用を想定した内容となっておりますので、
ご紹介するショートカットなどには、もしかしたら古いバージョンのExcelではやり方が異なる、
ないしは、出来ないものがあるかもしれません。
つきましては、講義でご紹介いたしましたとおりに、同じように操作しても、お持ちのExcelによっては、
同じように出来ないことがあるかもしれませんが、この点、ご留意及びご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。
ちなみに、私はこれまでExcel 95に始まり、Excel 2019まで全てのExcelのバージョンを使用してきましたが、
総じての感想としては、やっぱりExcel 2019が一番使いやすいと思います。
もちろん、局地的な視点としては、バージョンアップに伴いショートカットキーが変わったり、リボンの位置が変わったりするたびに、
新しい仕様に慣れるまでにはどうしても時間がかかるので、バージョンアップ直後の過渡期には打ちミス(?)やどこに何があるか分からなくて
「前のバージョンのほうが使いや使った!」と、ちょびっと新バージョンは使い勝手悪い!と、もどかしい思いをする期間もあります。
それでも、PCとの互換性及び資金が許すのなら、Excelは最新バージョンに更新する事をおすすめします。
理由は、やはり最新バージョンアップには新しい機能が搭載されていますし、
(厳密には、使い勝手をよくするために(?)削除された機能もありますが)
使い勝手も、前バージョンで「痒かった所や使い勝手」が改善されていているので、
最新バージョンの方が、作業効率が上がるためです。
もっとも、最新バージョンにするにしても安い費用ではないので、
基本的には今お持ちのバージョンのままでも作業するには十分かと思いますので、
最新バージョンに更新すべきか否かの判断方法のひとつの基準として、
下記の考え方をご紹介いたします。
1.現在お使いのバージョンが、Excel 2007以前の場合
最新バージョンのものはExcel 2007と比べると多岐に渡り、
作業効率がアップする工夫がほどこされているので、
作業効率を改善させたい方は、最新バージョンアップへのアップグレードを強くおすすめします。
2.現在お使いのバージョンが、Excel 2010以降の場合
必要に応じて更新を検討されるのが良いと思います。
具体的には、以下のように考えて、検討されるのが良いかと思います。
判断基準:
下記の計算式の合計金額が、最新ソフト購入価格より高い場合、最新バージョンにする価値があると思います。
逆に下回る場合は、まだ悩んでも良いかもしれませんし、Excel 2016の次のバージョンまで出るまで待っても良いかもしれません。
計算式:
Excel 2016特有の機能及びワザの1週間での使用頻度
x (かける)
52 → 年間の使用頻度を算出)
x (かける)
お持ちのバージョンで同じ作業をした場合と比べて節約できる時間(秒で)
÷ (割る)
3600 → 時間を算出
x (かける)
1,000円 (より高い時給でお仕事されている方は、その時給に代えても良いと思います)
例:
1週間での使用頻度: 10回 (平日2回)
節約できる時間: 5秒 (ちょっとした小技)
=10 x 52 x 5 ÷3600 x 1,000 = 722 円
→投資対効果は少ないかも?
1週間での使用頻度: 25回(平日5回)
節約できる時間: 120秒 (改善された機能など)
=25 x 52 x 120 ÷3600 x 1,000 = 43,333 円
→投資対効果は大きい!
もっとも、Excel 2016にしか存在しない機能を使いたい場合は、
投資対効果うんぬん関係なく、選択肢は購入するか、その機能を使わないで我慢する、
のどちらかの選択肢しかないですが、
それなりにExcelを使う方であれば、最新バージョンの購入価値はあると思います。
Excel 2016は単独ソフト(永年使用OK)で約15,000円
Excel 2016を含むOffice 365(1年契約)で約12,000円
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